2009年07月23日

SORI YANAGI

SORI YANAGI.jpg

柳宗理 展に行ってきました。

しかし予想以上に期待外れでした。
その理由は、横浜美術館アートギャラリーにおける展示方法と動線処理にまったく配慮が感じられなかったこと。

そもそも民芸運動(民衆的工芸)を推進し、日本民藝館館長でもあった氏の作品を、堅苦しいアカデミックな美術館で開催すること自体が疑問です。

でも、展示作品はどれもすばらしいの一言。
無駄がなく、普遍的で、構造・機能がそのまま意匠化したフォルムは完璧です!
氏の形態美は、モノの内部から自然と滲み出てきたような感があります。

個人的に見入ってしまったのが、シェルチェアのプロトタイプ。
切った紙をくるんと曲げてシェル状に作っているうちに発想が湧き出たとのこと。
座面の穴は、1枚の成型合板を曲げた時にできるシワの逃げ道となり、また座った時に腰やお尻の収まりが良く、更に持ち運ぶ際の手掛けになる。
構造・機能・デザインが三位一体となって形作られた椅子。

デザインが溢れている今だからこそ、モノの本質を再確認できる作品です。
posted by suzuking at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | プロダクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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