業界的には、新国立競技場の再コンペ、民泊問題、杭偽装と、嫌なニュースが多かった一年ですが、良かった事として、軍艦島等が「明治日本の産業革命遺産」の一つとして、世界遺産になった事でしょうか。
二年前に、初めて行った『軍艦島』。
長崎県の海上約18kmに位置する島で、正式名称は端島。
石炭採掘で栄え、埋め立てにより島の拡大、そして狭い敷地に70棟を超える建物が出来、煙突から出る煙が戦艦「土佐」に似ている事で、軍艦島の愛称が付いています。
現在は、石炭炭鉱施設や木造の建物は崩壊し、鉄筋コンクリート造も構造フレーム以外は、無い状態に近いです。
崖に沿って作られた緑道(階段)、最上部の貯水槽、島を守る祠、日本初の鉄筋コンクリート造の共同住宅、海水プールを見ることが出来ます。
本来は、アパート中心部に行きたいですが、そこはストリートビューで我慢するしかありません。
この島(6.5ha)に、最盛期で5,000人を超えた人が生活していました。
TVの普及率も高く、屋上がアンテナだらけの写真を見ましたが、閉山された今でも、現地に行くと、当時のパワーを感じられると思います。
見学は、4社による午前と午後に1便ずつ有り、海上で見た後に上陸して、決まった見学ルートを約1時間堪能して終了です。
世界遺産になって、予約が取り辛いかも知れませんが、是非見て欲しいですね!