2007年06月26日

建築基準法の改正

KIJUNHO.jpg先週の6/20に、建築基準法が改正・施行されました。
過去に、天災や事故等により建築的に問題が起こると改正されること多かったです。しかし今回の法改正は、世間を騒がせた耐震強度の偽装問題国土交通省がとった措置になります。

それまでは、このような改正が過去にありました。

 1981年:新耐震基準
 2000年:性能規定改正・品格法誕生
 2003年:シックハウス対策


そして今回は、構造に関する法律確認申請等の申請手続きに関する法律が改正されました。

過去の改正では、半年前には内容が発表されたり解説本が出ることで、改正に対する準備も前もってでき、特に大きな混乱が無く施行日を迎えていました。
しかし今回は、6月に入っても取り扱い基準が不明(未確定)のままで、どうなるか分からない日々を送っていました。設計者だけでなく、施主・施工者にも何らかの影響を与える内容だけに、国土交通省もしっかりとした対応をして欲しかったです。

改正される事で、今まで以上に、法的に守られた『安全な建物』を造る事が出来ます。ただ一方では、スケジュール的な見直しだけではなく、書類や図面表現の量が増える事で、設計者の作業量も多くなりました。正直、設計者としては頭が痛いところです。設計料も見直しする必要があると思われます。
posted by nabay at 20:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 建築NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の所属する事務所でも8月に確認を出す大規模な建物が有るのですが、検査機関の何処からも未だ明確な回答は頂けず右往左往しております。

設計の立場としてはより良い物を作りたい一心で現場で変更することが多々有りますが、今後はその様な事も出し直し以外粗無理に等しいので安全面はアップしても本当の意味で良い建築は減っていく様な複雑心境です…
これも一部業者が建築を消費社会のこの世の中で「商品化」してしまったツケですよね。

某第三者機関からはこの調子では施工図まで書き終わらないと確認出せそうに無いですね(笑)なんて言われました。事前審査無しの一発勝負の確認申請、しかも変更認めずではあちこちで工事ストップで訴訟問題が勃発する予感です。

最後に折角の大改正にも係らず、国交省や、ましてやあれだけ偽装で不安を煽ったマスコミからも一般の方へのCMが粗ゼロに等しい事が不に落ちません。

因みに当社も設計料は大幅な見直しをしました。
長々申し訳ありません!今後の動向に注目ですね。
Posted by zumi at 2007年06月29日 03:28
我々の言いたかった事を代弁して頂きありがとうございます。

今回の法改正に至る国交省の不手際が、このようなトラブルを引き起こしているのは間違いないと思われます。
それに対して反発をしない業界団体の態度も有り得ない…。医師会、弁護士会では必ずと言っていいほど何らかのリアクションが大抵あるのに。

一般の方のほどんどが、今回の法改正については知らないでしょう。マスコミ・新聞で大々的に取り上げてもらいたいものです。
Posted by suzuking・nabay at 2007年06月30日 14:07
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