2007年09月07日

サイン・看板

E?.jpg店舗や事務所ビル等の建築物に必ずと言っていいほど広告物(サイン・看板)が設置されています。
設置する場合、サイズや防火地域等において様々な制約があり、設計・デザインに気を使います。
我々も今、その制約の壁にぶち当たっているところです。

建築基準法第66条では、「防火地域にある看板・広告塔・その他これらに類する工作物で、屋上又は高さ3mを超えるものは、主要な部分を不燃材料で造ること」と謳われています。
屋上という設置場所、高さの規制だけという内容が、我々としては意味不明です。
街中でよく見かける袖看板は、ほとんどが可燃性のアクリル板で、防火地域でも使用されていると思われます。だからといって、難燃性の塩ビ雨樋を使用してはならないという規制が存在しないのは矛盾していると思われます。
看板を夜間光らせるとなると、不燃性のガラスが考えられますが、割れて事故になる危険性がありますのでほとんど使用されていません。

そこで最近は不燃性のFFシート(フレキシブル フェイス シート)が主流になってきているようです。
このFFシートは、北アメリカなどで普及し、今では中国、韓国のアジアでも注目されているそうです。FFシートはガラス繊維でできたテント生地のようなもので、サイズも大型看板に対応出来ますし、デジタル印刷も可能、そして軽量なので事故の心配もありません。
但し、テントのような膜なので、高所での使用は風圧によりシートが撓むので、薄型の内照式看板が作れない(シートの撓みで内部の照明器具が割れる)というデザイン上の欠点もあります。また、低層部での使用は、カッターや煙草の火等による破損の恐れがあります。

最近では新宿の看板落下、銀座の看板火災など、事故が多発しているのは記憶に新しいところです。
デザイン・機能・性能をクリアする新たな素材が今後開発されることを期待し、また、設置基準等の法律を再度見直す必要があると思われます。

posted by suzuking at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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