2007年09月23日

仙川 〜街が生まれる〜

仙川
東京都調布市仙川町は、地名の通り仙川が流れており、また、たくさん水が湧き出ていた地域で、武者小路実篤が70歳の時、水のある所に住みたいと移り住み、晩年を過ごしたところでもあるそうです。

現在、この仙川で新たな街づくりが計画されています。
幅員16mの都道の両側に、マンション・美術館・音楽と芝居小屋を点在させて町並みを形成するプロジェクトで、その全貌は、現在東京アートミュージアム(設計・安藤忠雄)で開催されている展示会(2008年9月28日まで)で把握できます。
それらの建築は全て、世界的有名な建築家・安藤忠雄氏によるもので、コンクリート打放し仕上げのグリッドフレームで構成されています。そのフレームがリズムと統一感を生み出し、幾何学的な立面を背景に投影される街路樹(ハナミズキ)との構成は、街に豊かさをもたらす装置になると思われます。このような街並みの思考は、20世紀の巨匠ル・コルビュジェ著「建築をめざして」でも記述されています。
既に美術館や一部マンション等が出来ており綺麗な町並みを形成しています。

そもそも一人の建築家がストリートに沿って町並みを計画するのは大変珍しいことで、過去の事例では、建築家・槇文彦氏による東京・代官山ヒルサイドテラスが有名です。
このような計画に携わる機会は滅多にないので、建築家冥利に尽きるといったところでしょう。

東京アートミュージアム  シティハウス仙川  仙川アヴェニュー・アネックスU
posted by suzuking at 19:23| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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