2007年12月07日

家相

家相.jpgこの業界にいれば、一度は経験がある家相の問題。
我々は、家相家ではないので基本的な知識は解っても細かい内容までは判断が出来ません。なぜなら家相も流派によって考え方が異なり、同じ設計でも良かったり悪かったりするからです。

例えば、家の中心の出し方が異なったり、鬼門等でキッチンが良くない場所にあってもコンロや排水口が無ければ構わないと、判断基準が異なる事もあります。中心が異なれば、家相を合わせる位置が変わるので、最終的な判断が出来ません。
現に私の実家では、過去に見ていただいた家相家と最近見ていただいた別の家相家では、180度異なる意見がでた箇所がありました。

家相は、まだ下水道や家の構造が発達していなかった頃の昔の知恵を具現化したもので、北東(鬼門)や南西(裏鬼門)から吹く季節風が、室内に臭気を運んだり、火災を拡げる原因になることを防ぐ事が大きなポイントになっています。
決して、家相中心で設計した建物が住みやすいとは限りません。それほど、現代住宅は敷地形状から環境的にも難しい状況になっているからかと思われます。

個人的には、「現代における家相は、良いところを信じて悪いところには気をつけようと思いながら過ごすことが大事」だと考えます。
ただし、設計者として気をつけなければいけない事は、施主が家相を気にするかどうかを把握して、より良い設計をする事だと思います。
posted by nabay at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック